リノベーションにおいて、手を加える部分が少なければ少ないほど、費用を抑えることができます。一般的なリノベーションの考え方では、構造以外は全て総とっかえですが、70年代不動産は、いい感じの既存はそのまま活かすか下地として利用し、できる限り廃材を出さないことをルールの一つとしています。
モノに対するモッタイナイと予算に対するモッタイナイを兼ね備えた理念です。
新しく用いる材料にしても、廃棄される運命にあったり、二束三文で売られている古木などを積極的に取り入れます。(中にはとんでもない価格で取引される古木もありますがそれは置いといて)
物件が持つレトロ感とヴィンテージ感を活かすため、70年代不動産が取り入れた手法があります。
新しく手を加える部分にもヴィンテージ加工やエイジング処理を施すことです。それだけでなく、本物の古物さえ利用しちゃいます。
いうならば、レトロとヴィンテージのクロスオーバー。これが70年代不動産のリノベーションテクニックです。